AS使用において見逃せない効用は、アンドロゲニック(男性化)効果の中の攻撃性です。
別に他人を攻撃するとか異常なという意味ではありませんが、トレーニングに対して積極的になれることがあります。やはりトレーニングでは前回よりもゲインしていたいと誰でも願うはずですが、調子のでない、気持ちの乗らない時もあります。しかしアンドロゲニック効果の高いASであれば、いつも意欲的に向かうことができます。(ASを摂っているという意識の効果もありますが)
最後まで追い込める、最後の一レップが挙がる、と言えば分かってもらえるはずです。このことは筋肥大にとても重要な要素です。
また、減量する意味でも効果があると言われています。女性より男性の方が種として脂肪が付きにくいのはこのためです。
ただし、このアンドロゲニック効果はその裏返しとしての副作用は有名で、本当の攻撃性(激高しやすい?)、頭髪や毛髪への影響、という男性化という言葉にふさわしい影響があります。
ASとは、本当の薬理効果だけでなく心理的効果ももたらす、非常に効果的なものといえます。
ASを使ったところで、それだけでは優勝できるわけではありません。用意周到な減量計画や筋力を落とさないトレーニングプログラムがあってはじめてASが活きてくるのです。
過去何年もそうしたオン・オフを繰り返してきましたが、結果として筋量は凄まじく向上したと言うほどではありません。おそらく仕上がり体重で10キロ以下といったところでしょうか。僕のアプローチではこの程度でしょう。副作用の恐れを最大限排除して、この結果ですからうまくやった方かもしれませんが。
僕の場合、サイクル中どうして脂肪がついてしまう。これはASの効用にはないものですが、サイクル中という意識がカロリーオーバーを起こしていたのかもしれません。そのついた脂肪を落としていくあいだに、せっかくの筋量が減ってしまっている。という現実がありました。
公言できない事を利用している訳ですから、後ろめたい気持ちが多少あるのも事実です。しかし、僕はこう思っています。
相当な素質がある人間だけがトップになれるというのはスポーツの特性ですが、それだけで順位づけが済んでしまったら僕のような素質のない人間はただの参加者ということになります。
しかし、僕は「ボディビル」というのは、確かに資質が重要ですが、イリーガルでも禁断でも、ようするにどんな手段を使ってでもステージで他の選手より「身体」で目立つことという結果だけが必要である競技。これに尽きます。つらいトレーニングや減量を行った過程など、何の評価にもなりません。結果しか求められません。
人それぞれトレーニング計画やサプリメント摂取などあり、AS使用もその計画の一環です。公言する必要もないですし、深く思い悩む必要もありません。要は筋発達に真摯に向き合えるかどうか、本当にトップを目指しているのかという内面の問題です。
逆に、本人がドラッグフリーをなにより重要視するのであれば、それはそれで有りだとと思います。本人の信念ですから。
ルールですから、ドーピング検査に対しては適切な対応をしなければなりません。山本氏も言っているように検査の時点で検出されなければいい、という解釈です。
ASの購入経路は、昔PA(プロフェッショナルアスリート)というすごいサイトがあり、そこで広告していた複数の業者を通じて購入してました。
はっきいって、ASは経口・インジェクション(筋肉注射)含め何十種類もあります。効果と副作用、費用などを吟味して選択しました。
僕は、注射が好きでないのと、費用面を考えて経口しか試したことがありません。中でも比較的扱いやすいウィンストロール(WIN)、OT、フラザボル、アナバー、舌下タイプのテストステロン、クレンブテロール程度です。
経口タイプで筋量増加に著しい効果があるといわれているものに、アナドロール、ダイアナボルがあります。これらは比較的安価で効果が高いのですが、女性化などの副作用が出やすいと言われており、その対策にノルバやクロミッドなどのアンチエストロゲン剤を用意しなくてはならず、結局高くつくことになるのと、サイクル後の維持率があまり高くない(10段階で2~3程度)といわれて言ることから、使用しませんでした。
ASの中では筋量アップに効果的と言われていないWINやアナバーでも、サプリメントでは到達できない状態になれると思います。トレーニング経験が長く頭打ちしている人にとっては、ファーストサイクル中は経験したことのないパンプと筋力増大を感じる可能性は高いでしょう。
思うとか、可能性がという表現は、かならずしもすべての人が感じるかは判らないからです。サイトでもアナバーを使用しても効果的でなかったいう書き込みもありました。
ASとの親和性が低いと効果が薄いという個々人の特性や単に使用量が少ないなどの技術面に問題がある場合が考えられますが、相性もあるかもしれません。