M君へ
私のボディビルに対する姿勢をお伝えします。
私は、ボディビルが好きだと思います。思うというあいまいな表現は、こんなに見返りの少ない、評価される機会の少ないスポーツが他にあるのか、また減量のキツさや日焼けを強要されるなどの純粋に筋発達をみることと乖離したものが本当に好きだと思えるのか、という思いを強くもっているからです。
しかし、ボディビルというよりも、自分の設定した目標を達成したいという「自己実現」とという部分に動かされているのは大きいと思っています。
たしかに、パンプアップした身体を視ることは非常に悦に入りますし、身体の大きさを指摘されたときのこそばがゆい感じもあります。
私の目標は、オーバーオールでの優勝です。
そのために何を為すべきかを常に考えています。
素質に恵まれている訳でなく、決して若くないからだを最大限酷使しても現状を打破できないのであれば、目的のために必要な手段を選択しなければならないはず明白です。
ルールはルール。ただ、1分を争う急いでいるときに信号が赤でも渡りませんか?
もしそのことで誰かが損をしたとしても、それはその人の努力不足だと言えます。
したい・したくないは個人の自由、赤信号を渡る様々なリスクを負うのですからリスクの無い人よりアドバンテージがあるのは当然です。
競技してる人間に何より求められるのは「勝利」でしょう。敗者の美学や清廉さは
単なる慰めでしかありません。
だから私は近道をします。
この記事にトラックバックする